IT業界で働く方のほとんどが取得している資格「情報処理技術者試験」の「基本情報技術者試験(FE)」に合格する事ができましたので、今回は合格までの勉強法や大事なポイントを紹介したいと思います。
目次
基本情報技術者試験とは
基本情報技術者試験(FE)では、情報システムを開発する業務では、なくてはならない技術的な知識や、業務で使用する用語などが多岐にわたって出題されます。試験が午前、午後とふたつに分かれていることと、午後問題は小問ではなく1問数ページ(B5判で2ページから5ページ)の文章を読解して解答 する必要がある点です。また、午後問題ではアルゴリズムの知識が必須で、プログラム言語(C/COBOL/Java/アセンブラ/表計算)のいずれか1問 を選択しなければいけないことも特徴的です。これらのことから、FEはコンピュータエンジニアの導入試験とも言えます。
ですが、社会人や学生の合格率にあまり大差はありません。プログラミング言語やアルゴリズムの問題がありますが、文系の方や初学者の方でも机上の勉強だけで十分に取得できる資格という事を忘れないでください。
午前試験の概要
合格点は午前試験、午後試験どちらも60点以上で、試験時間は午前試験、午後試験どちらも2時間30分になります。午前試験では、4つの選択肢から1つ選ぶ問題が全部で80問出題されます。配点に関しては1問1.25点となり、80問中32問は間違えてもぎりぎり合格することができます。
私が実際に基本情報技術者試験の範囲を全部抑えるために使用した参考書はこちらです。
漫画で分かりやすくITの技術を説明しており、各章の終わりには本番で出題された午前問題を解きながら理解を深めることができるので、とても重宝しておりました。
午後試験の概要
午前試験が終わると昼食の時間が1時間あり、その後に午後試験となります。設問は13問あり、その中から自分が解けそうな問題を7問選択します。午後試験は長文読解の問題が主となるので、昼食の時にチョコを食べるなどして脳の働きを良くして試験に挑むことをお勧めします。
午後問題では、アルゴリズムと言語問題があります。私が知る中でアルゴリズムの点数が取れていない人で合格した人は聞いたことがありません。
また、アルゴリズムが分かれば必然的に言語問題(C言語やJava言語)などの理解も早くなります。そして、私が実際にアルゴリズムの勉強をする際に使用した参考書がコチラです。
合格するためのカギ
基本情報の午前試験では、過去問から似たような問題が出題されることが多く、裏を返せば過去問を平均して7割以上取れるようになれば基本的には午前試験を合格することができます。
午後試験は、午前試験とは異なり同じような問題はあまり出題されません。しかし、過去問を3年分解いてみると分かりますがIPA(情報処理試験の問題を作っている所)が理解しておいてほしい内容が過去問を解けば解くほど分かってきます。
勉強方法
・間違えた問題に必ずチェックを付ける。
よく勉強する時になんとなく過去問を解いて間違えた所の答えを見て「理解できた~」と言って次に進んでしまう方がいると思いますが、それはかなり非効率な勉強方法です。人間は忘れてしまう生き物で、過去問を解いて理解したつもりになっているだけかもしれないので、実際に理解していないという事はよくあります。なので、今一度間違えた問題は必ず分かりやすいようにチェックなど目印を付けておき、試験の1週間前などにもう一度チェックした問題を解いて、本当に間違えた問題が理解できているのかを確認するようにしてください。理解できている所に時間を沢山割くよりも、理解できていない所を伸ばした方が点数ははるかに伸びます。
・継続して勉強する
学生の方や社会人の方で、あまり勉強の時間が取れない方もいると思いますが、最低1日30分でも勉強するようにしてください。1日に午前問題を20問ほど解くだけでも効果はあります。一番ダメなのは、何かと理由をしてて勉強に手をつけない事です。
・時間を測って過去問を解いてみる
実際の試験では制限時間がもちろんあります。午前問題で時間が足りなくなるという事はあまりないと思いますが、午後試験では試験時間が足りずに涙を飲んだ方が沢山います。せっかく分かる問題だったのに時間がなくて解けなかった。ということがないように、少なくとも1度は時間を測って問題を解いてください。
まとまった時間が取れない方は、午前試験では10問を15分以内に、午後試験は1問を20分以内で解くようにしてみてください。
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