IT業界で働く方が取得している資格「情報処理技術者試験」の「応用情報技術者試験(AP)」に合格する事ができましたので、今回は合格までの勉強法や大事なポイントを紹介したいと思います。
目次
試験について
応用情報技術者試験は、「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」を対象としている試験になります。
基本情報技術者試験では、学生や新卒の情報系学生を対象にしていたのに対し、応用情報技術者試験では実際に業務経験を積み、深い知識を持った中堅のエンジニアを対象にした試験となっています。
著者は新卒採用後、基本情報技術者試験に合格してから、半年間で応用情報技術者に合格することができました。現場経験が少ないながらも試験対策をしっかり行うことで、中堅エンジニアに対して技術力は無くとも、知識だけで合格を勝ち取りにいける資格なのは確かです。
なので、応用的な話だから・・・と言って腰が引けてるそこのあなたも合格できる可能性は大いにあります。
午前試験の概要
午前試験は基本情報技術者試験と同様に、合格点は午前試験、午後試験どちらも60点以上で、試験時間は午前試験、午後試験どちらも2時間30分になります。午前試験では、4つの選択肢から1つ選ぶ問題が全部で80問出題されます。配点に関しては1問1.25点となり、80問中32問は間違えてもぎりぎり合格することができます。
午後試験の概要
午前試験が終わると昼食の時間が1時間あり、その後に午後試験となります。
平成27年度秋季から午後試験の試験形態が変わりました。設問は13問から11問になり、問1に関しては「情報セキュリティ」という必須科目となります。それ以降の問2~11については、自分が解けそうな問題を4問選択します。
今までは自分が不得意な科目も選ばなければならなかったのに対し、試験形態が変更後は、自分が不得意な科目を選ばなければいけない問題数が少なくなった為、少しではありますが合格することが楽になったと思います。
午後試験は長文読解の問題が主となるので、昼食の時にチョコを食べるなどして脳の働きを良くして試験に挑むことをお勧めします。
合格する為のカギ
応用情報の午前試験では、過去問から似たような問題が出題されることが多く、裏を返せば過去問を平均して7割以上取れるようになれば基本的には午前試験を合格することができます。
午後試験は、午前試験とは異なり同じような問題はあまり出題されません。しかし、過去問を3年分解いてみると分かりますがIPA(情報処理試験の問題を作っている所)が理解しておいてほしい内容が過去問を解けば解くほど分かってきます。
勉強方法
・間違えた問題に必ずチェックを付ける。
よく勉強する時になんとなく過去問を解いて間違えた所の答えを見て「理解できた~」と言って次に進んでしまう方がいると思いますが、それはかなり非効率な勉強方法です。人間は忘れてしまう生き物で、過去問を解いて理解したつもりになっているだけかもしれないので、実際に理解していないという事はよくあります。なので、今一度間違えた問題は必ず分かりやすいようにチェックなど目印を付けておき、試験の1週間前などにもう一度チェックした問題を解いて、本当に間違えた問題が理解できているのかを確認するようにしてください。理解できている所に時間を沢山割くよりも、理解できていない所を伸ばした方が点数ははるかに伸びます。
・継続して勉強する
学生の方や社会人の方で、あまり勉強の時間が取れない方もいると思いますが、最低1日30分でも勉強するようにしてください。1日に午前問題を20問ほど解くだけでも効果はあります。一番ダメなのは、何かと理由をしてて勉強に手をつけない事です。
・時間を測って過去問を解いてみる
実際の試験では制限時間がもちろんあります。午前問題で時間が足りなくなるという事はあまりないと思いますが、午後試験では試験時間が足りずに涙を飲んだ方が沢山います。せっかく分かる問題だったのに時間がなくて解けなかった。ということがないように、少なくとも1度は時間を測って問題を解いてください。
まとまった時間が取れない方は、午前試験では10問を15分以内に、午後試験は1問を20分以内で解くようにしてみてください。
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