今となってはWi-Fiを使っていない家庭はほとんどないような時代になってきました。そして、最近はIT技術がとても進化してきており、Li-Fiという技術が着々と開発が進んでいます。
目次
Li-Fiってなに?
耳にした事が一度もない人が多いのではないでしょうか?
まず、前提知識として皆さんが普段使用しているWi-FiのWはワイヤレス(Wireless)のWです。
なので、Wi-FIは無線の電波を使って通信をしていることになります。
対してLi-FiのLはライト(Light)のLです。察しが良い人はもうお気づきでしょうが、Li-Wiというのは光を使用して通信をします。
しかし、どうやって光を使って通信をするのでしょうか?光を使って通信をするためにはそれに対応した機器がもちろん必要ですが、結論から言うと、光の明るさを調整してLi-Fiでは通信をします。
どうやって通信するの?
普段私たちが目にしている光(電球など)は電圧が変われば本来明るさも変わります。しかし、光の明るさが多少変わった所で私たち人間はいちいち「あ、今電球の明るさが変わった!」なんてことは思わないと思います。Li-Fiではその人間の鈍感な所に着手をして開発された技術になります。
その為、Li-Fiが使用できるのは基本的に屋内になります。太陽の光があたっていては多少の光の変化を処理することができないため屋外での通信をすることはできません。真夜中なら可能かもしれませんが・・・
Li-Fiを使って通信をするためには、天井に専用のケーブルを配線する必要がありますが、速度はなんとWi-Fiの約100倍と言われています。
100倍と言われてもあまりイメージができませんが、簡単に言ってしまえばyoutubeなどで動画をストリーミングで見る際にゲージが一瞬で全部読み込み可能になると思っていいでしょう。
Li-Fiはセキュリティに強い
Li-Fiは光を使って通信をすると言いましたが、これは従来のWi-Fiに比べてセキュリティ上安全になることも多々あると言われています。Wi-Fiでは無線通信をするので、ある程度薄い壁であったり、金属などがない板は簡単に透過します。これは言ってしまえば、Wi-Fiを設置していると壁の外から不正にアクセスすることができるという意味になります。対して光はどうでしょうか?物を間に挟めば影ができ、光を通すことはないですよね?なので壁の外にいる悪い人が不正にアクセスすることを防ぐことができるのです。
Wi-Fiは今では学校でも当たり前のように設置されていますが、それを機に悪い人たちが不正にアクセスし、学生情報や教員の情報、また学校の貴重なデータが盗まれる事件はいくつも起きています。
セキュリティについては世界中で課題となっている分野なので、今後注目される技術であるのは間違いないでしょう。
まとめ
Li-Fiについてどうでしたか?とても興味深い話でしたか?
Wi-Fiよりもはるかに高速で、尚且つセキュリティも高い技術のLi-Fi。
とても魅力的な技術ですが、天井裏にケーブルを配線するコストであったり、Li-Fiに対応している機器がまだまだ少ない現状でありまだ課題は沢山あります。なので、すぐ世界中で使われる技術ではありませんが、5年後、10年後にはもしかしたらWi-Fiと同じように屋内では設置されていて当たり前になっているかもしれません。
Li-Fiが一般に普及されるととても便利な世の中になるのは間違いないでしょうから、今後注目していきたい技術の1つですね。
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